読んだ本の感想を聞かれたときに、本当は頭の中にたくさん思いがあったはずなのに、
うまく言葉にできなくて、よかった、とか面白かったと、いう感想しか出てこず、絶望したのはこの僕だ。
読んだ本の感想をノートに書き留めた「読書ノート」を作れば、良いのだが、何度かやってみて挫折した。
最初の一冊は意気込んで書くのだが、次第にその作業が苦痛になって読書をしたくなくなる。
それでは本末転倒である。
そこまで苦痛にならずになんとか継続するためにどうすれば良いかなあと思案していた時に、
以前読んだ近藤康太郎『三行で撃つ』の中で、抜書きノートをつくれ!というのがあったのを思い出した。
文章を書き写すだけなら、こんなこと書いて大丈夫かなという心配は無用であるし、
なんと言っても自分の気になった箇所をきちんとのこしておくのは、
数ヶ月後の自分、いや数年後の自分を救ってくれる何かになるかもしれないとおもった。
もう一つ理由がある。
文字を書くことは、ストレスの軽減につながるという点である。
文字をバーっと書いた時の爽快感、達成感は、自分の心も救ってくれるはずだとおもったのである。
そして、極め付けは、最近購入した万年筆である。
万年筆で文字を書くのは初めは慣れずになかなかうまく書けない。
その練習にもなる、とまあ一石何鳥にもなるとおもったのである。
一度まとめます。
感想や要約を書くのは、難しい、次第に苦痛になる。
メリット
・何を書いていいか悩まなくていい。(写すだけ)
・文字を書くことで得られる爽快感、達成感でストレス軽減。
・万年筆の練習になる。
数ヶ月後の自分が、うっかり自分のアイデアと思い込んで、引用という形を取らずにそのまま使うと、剽窃になってしまいます。(ダメ絶対)
では実際にどのような形で行っているかを紹介します。
本を読む。
僕は面倒なので、本の端を折りますが、抵抗がある人は、付箋をはるなどわかるようにしましょう。
僕はまだ抵抗があってできないのですが、
参考書には躊躇なくできるのですが、文芸書にできないのは僕がまだ一皮剥けていないからなのでしょうか。
(君は、まだ文芸書に線を引けないのかい、ふふふそれじゃまだまだわしを読みこなすことはできんぞ。という声が聞こえてきた、というわけではないのですが…)
あとは、図書館で借りた本や知人から借りた本にそんなことをしてはいけませんので、(当たり前)
以前僕が紹介した「メモリー」を活用してください。
ノートに書く。
どんなノートでも良いと思いますが、
あまり小さすぎると書きにくい。
分厚すぎると、ゴールが見えない。
ので初心者は避けておくのが無難です。
無印や文具店に売っている大学ノートで良いと思います。(久しぶりに大学ノート、という単語を発したと今書いていて気づいたのですが、これってもはや死語…?通じますよね?)
僕は、無印の方眼紙の大学ノート(B5、30枚糸綴じ)90円を使っています。
あとは、チェックしておいた部分を抜書きしていく。(そのまま書き写してください)
勝手に変えてあたかもオリジナルのように振る舞うと盗作になってしまいます。(まあ、そんなことする人はいないと思いますが)
これは、記念すべき今年初の抜書きのノートです。
『トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー』はゲーム好きはきっとハマる傑作です。
マリオ、ドンキーコング、ゼルダ、ペルソナ、牧場物語、どうぶつの森
有名な作品もちらちらでてきますよ。
話を戻しますね。
だいたい2ページから3ページに収まるくらいの量を目安にしています。多すぎると大変ですからね。
文具店にスタンプがたくさん売っていて、それでデコレーションするのが最近の楽しみです。
こうやって楽しみながら継続していきたいです。
抜書きする時に、本がペーン、となって書きにくいという方は、ぜひウカンムリクリップをつかってみてください。あのイライラが解消されます。僕も愛用しています。
こんな感じで、本が見たいページで開いたままをキープしてくれます。
さいごに
現在3冊の本のノートを書くことができている。このちょうしで、一ヶ月、一年と続けていきたい。
これ一年続いたら結構すごいことだと思う(自分史上ということですが)。
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