心がつらいと感じている人へ。ゆっくりと回復するために。

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まず初めに、僕のことについて話そうと思う。

僕は、繊細な人たちはどう生きるか、というのをブログの名前にした。

数年前に、仕事を頑張りすぎて、心が悲鳴をあげて、仕事に行けなくなってしまった経緯があり、

そこから得た経験を伝えることができれば、とおもったからである。

7時に職場について、20時、遅い時は22時くらい。それでも仕事は山のようにあり、土曜日にも職場に行くような日々を送っていた。

自分のやりたい仕事に就けて、それは幸せなことだったし、やりがいもあった。

評判も上々。うまくやっていけるとおもった。

けれどある日突然、「その時」はやってきた。

思えば、うまく眠れない日々が続いたり、風邪引いてるわけじゃないけどなんだか体がだるいな、という日は少なくなかった。

とうとう限界が来てしまった。

朝布団から出られなくなり、目眩や吐き気に襲われる。

僕は、学生時代からちょくちょく大学のカウンセリングに通ったりしていたので、(不安傾向が強いようだ)とうとうその時が来てしまったのだとすぐにおもった。

とりあえず、職場に連絡し(職場に電話するのって死ぬほど緊張します)、病院に行っていくると伝えた。

幸い、心療内科にすぐに受診することができて、「うつ」だと言われた。わかっていたけど。

心療内科を探すのは、少し大変でした。

初診を受け付けていないところも多く、一ヶ月待ってくださいと言われたクリニックもあったので、すぐに通えるクリニックが見つかったのは僥倖であった。

そこから大体半年かけてリハビリをし、職場に戻り数年、今はなんとかやっている。

幸い、職場では理解をしてくれる人もいて、自分のペースでやっていけている。

おそらく色々と何か言いたそうな人もいるだろうなあ、といいうのは感じるのだが、

まあ、僕の辛さはおそらく一生わかってもらえないだろう。

みんな辛いけどやってるんだ、という意見も一理ある。

それでも辛さというのは極めて個人的なものであり、それはその人にしかわからないものなのだと思う。

だから、僕は辛そうにしている人を見ると、声をかけにいく。お節介かもしれないけど、ただ声をかけるだけなのだけど。お疲れ様、今日も頑張ったねと。

辛いよね。君の辛さはは完全に理解することはできないけれど、それでも君が辛いということはわかる。そういうスタンスだ。

さて僕の話に戻るが、今も通院は続いているし、薬を飲まないと全く眠れないので、まだまだよくなったわけではない。

また頑張りすぎて「その時」が来てしまうのではないかと不安でいっぱいだ。

ここからは、そうならないために、頑張りすぎないために僕が普段やっていることを紹介していこうと思います。

ひとつでも参考になるものがあれば嬉しいです。

そして今、苦しんでいる人、たくさんいると思いますが、決して無理をしないでください。休むことは悪いことではないのです。

目次

頑張らない練習

業務について具体的に述べることはできないのだが、まず自分の仕事を整理するところから始めた。

すると、すべてに全力投球していたことがわかった。

それじゃあスタミナも持たないし、肩も壊してしまうのは誰にでもわかることだ。

自分が主で頑張らないといけないところはもちろん全力で取り組む。それ以外は、他力本願だ。

うまく力を抜くことが大切なのだということを学んだ。

よくよく周りを見ると、適度に休息をとりながら仕事をしている人もいることに気づいた。

聞こえは悪いが、うまくサボる、というのも必要なことなのだと学んだ。

頼りまくる。

自分ではどうしようもない時は、すぐに聞くようにした。

すると想定の3倍くらいのアドバイスをもらえるので、大助かりだ。今までそれができなかったのは何故か。

仕事を始めた当初、僕は周りの人をあまり信用していなかった。

無駄な会議、遅くまで仕事をしている人たちを見て、こんなのでいいのだろうか、と懐疑的だった。

その結果、人に頼るという手段を自ら閉ざしてしまうことになった。

復帰した僕は、職場の人を「僕よりも全員仕事ができる人」という目線で見ることにした。

すると、懐疑的に見ていた色眼鏡がパリンと弾けとび、人に聞くことに対して抵抗がなくなっていった。

そして、それぞれの人の良いところが次第にわかるようになっていったのだ。

人を肯定的に見る、というのはちょっとした心掛け次第でどうにでもなる、そしてそうしないと損するのは自分なのだと思えるようになった。

もちろんそれでも分かり合えない人はいる。それでもその人の良いところをみつけるとなんだかうれしい。

時間を決める。

18時以降は仕事をしない。うまくいかない時もあるけど、意外となんとかなるものだ。

タイムリミットを決めておくのは大切だと学んだ。

職場に避難所を設定する。

僕の場合は事務のおばちゃんだ。用事がある風を装って、疲れた時は、そこでお茶をして休憩している。

色々話を聞いてもらいながら心をリフレッシュさせている。

休日の過ごし方。

今の僕は、ブログを書いたり、本を読んだり、珈琲を焙煎したり、ジムに通ったりと色々できるようになったが、(今も、何もできない日はある。心の波というのだろうか)

何もできない時は本当に辛かった。

何もしていない罪悪感と、それでも何もできない無力感に打ちひしがれるのだ。

なので、何もできなかったのではなく、今日は何もしなくていい日だから何もしなかったのだ、と考えるようにした。

心がしんどくても、意外と何もしないって難しいんです。

頭の中は、ぐるぐるしているし、そわそわしている。

一度何もしない時間を作ってみてください。

本当に何もしない。

ただ、椅子に座ってぼーっとする。

深呼吸をする。

これをしばらく繰り返すことで次第に落ち着いてきます。

やったことを記録する(肯定ノート)

記録しておくと、その積み重ねで元気が出ることがあります。

あれ、二週間で本一冊読めたじゃん。

今日5キロも歩けてるすごい!

と、まあなんでもないことのように感じるかもしれませんが、

こういう小さな記録の積み重ねが、自分を励ましてくれるのです。

なんだ、何にもしてないとおもったけど結構行動できてるじゃん!

と自分にちょっとだけ自信を持つことができます。

早寝する。

理想は早寝早起きですが、心が辛い時はゆっくり寝た方が良いです。

ですが、その分夜更かしをしてしまうとよくないので、とにかく早寝だけを心がけましょう。

起きる時間は自由です。ゆっくり寝ましょう。たっぷり休みましょう。

うつになると、なんでもない日常生活ですらしんどいので、お風呂に入るとか、家事をするとかめちゃくちゃパワーがいるのですが、睡眠のためになんとかお風呂には入りましょう。

シャワーでもいいです。とにかく清潔にして、気持ちよく睡眠に入ってください。

頑張りすぎない。

なんか今日はやけに調子がいいな、という日があります。

そんな時にあれもこれもとやりすぎると次の日にツケが回ってきます。

調子がいいなとおもった時も、いつも通り過ごしましょう。その分いつもより丁寧に生活することを心がけてください。

1秒でもいいから外に出る。

外の空気に触れる、日を浴びる。さっきまで死ぬほど嫌だった外出ですが、一歩外に出てみると、心地よいものです。

ちょっと散歩してみようかなという気持ちになれればもう最高です!

さいごに

以上が、うつになってから働くために心がけていることと、一番しんどい時にやっていたことです。

最近は、旅行に行ったり、友人と遊びに行ったりできるようになっているので、元気にはなっているのだと思います。

ただ、いまでも薬は手放せないし、気分が落ち込むことも少なくありません。

こんな僕に会ってくれる友人には感謝してもしきれません。

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この記事を書いた人

読書×ミニマルライフで自分らしい暮らしを模索しています。
おいしい珈琲を淹れて、大好きな読書をしてのんびり過ごしています。
ミニマリストとしての生活や読書で学んだことなどを発信していくブログです。

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