寒いと何もしたくなくなる。
眠れない。
そしてとにかくすぐに疲れてしまう。
脳が悲鳴を上げ、思考力、判断力を著しく低下させる。(文章力も)
そして寒さというのは、やっかいなことに体だけでなく、心にまで侵食しようとしてくるのだ。
そんな折にいつも、村上春樹の言葉を思い出す。
「疲れを心の中にいれちゃだめよ」と彼女は言った。「いつもお母さんが言っていたわ。疲れは体を支配するかもしれないけれど、心は自分のものにしておきなさいってね」
「そのとおりだ」と僕は言った。
村上春樹『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』(新潮文庫)
「疲れている」と僕は一人、部屋でつぶやいてみた。
部屋を眺めてみる。
散らかっている。
机の上には、本が積んであり、ペンやノートが乱雑に置かれている。
床には、カバン。
干しっぱなしの洗濯物。
幸い、台所に洗い物は溜まっていない。
置くよ!なんなら結構散らかる!
片付けが苦手だから、ものを強制的に減らすことで部屋の秩序を保っているのである。
しかし、元来のズボラのやんちゃぶりは健在で、すぐに散らかってしまうのである。
と、ここであることに気づく。
もはや卵が先か鶏が先か、状態である。
とにかく片付けよう、とおもった。
机の上は、頭。
机が散らかっている時は、たいていなにか考え事をしていたり、調べ物をするために本を同時に読もうとしている時なのだが、
机が散らかっている、というのは頭の中のごちゃごちゃと同じなのではないだろうか。
整理整頓された美しい机の上で、書き物をする、読書をする方が、文章や読み方が、洗練されているような気がする。
とにかく机の上がごちゃごちゃになっていたので、おりゃーと全てを床へ投げ捨てはしないのですが、一旦避難させ、あるべき場所へと交通整理する。
ただ、頭のノイズは消えてくれない。これは睡眠不足なのか、ストレスなのかわからないが、薬が追いついてくれない。
こうやって文字にして吐き出してみて、ようやく自分の状況を理解している。
とにかく精神衛生上結構まずいから早く片付けようということだ。
床のものたちを元の場所へ。
毎日使う通勤カバン、だんだん面倒になってついついその辺にぺいっと置いてしまう。
よくないです。ただ、クローゼットにかけるだけ。
その一手間さえ面倒になってしまうのは、やはり疲れているのだろうか。
とにかくカバンをしまう。
洗濯物はたたまないので、ハンガーでそのまま収納していますが、干しっぱなしはよくないです。
これもそのままクローゼットへ収納。
水拭きしようか迷ったが、元気が出なかったので今回は断念。
クイックルワイパーでさーっとやって終わりました。
それでも視界から物が減るだけで結構落ち着きます。
はあ、やっぱり大切なことなんだなあと痛感。
ベッドは心。
寝具が乱れていると、やはりつかれがうまく取れない気がします。
と、ここで最後にシーツを洗ったのはいつだ、と自問する。
枕カバーは小さいからちょいちょい洗っているのだが、冬だし、寒いし、まあいいか、となっていないだろうか。
なっている…今から洗うのは難しい。濡れたシーツで寝たくない。
明日の朝が勝負だ。できるかな…でも大切なことです。
夜、布団に吸い込まれる時に、気持ちいい、と思えなければ、やはり心も体もうまく回復してくれません。
さいごに
部屋の状態を良くすることと、体の状態のケアは同時並行しなければならない。ということを今回学んだような気がします。
調子が悪すぎて、頭がうまく働かない。頭の中でノイズ音がザザッと聞こえる、くらい状態はよくないので、いつもより文章が雑になってしまっていないか心配なのですが、
とにかく、部屋の片付けは定期的に行うことが大切だということです。
という大学受験界隈では有名な格言がございますが、
まええか、の積み重ねは部屋が荒みます。そしてもれなく心も荒みます。
自戒の念を込めて。
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