いつの間にか、本がたまっている。
読みたい本がありすぎる。
計画的かつ適切に解消できる人は良いのですが、
僕の場合、本がたくさんあると、どれを読めばいいのか分からなくなり、結局何も読めない、という悪循環に陥ってしまう。
そもそも未読本があるのに本を買うからいけないんだ!
という意見はごもっともなのですが、本屋さんに行くと、そこはワンダーランド。
何度も目が合う本や、光り輝いて見える本(ほんまでっせ)がそこにはあるのです。
その結果、お家に連れて帰ることになってしまう。
さて、同じ悩みを持っている人がいるのかはわかりませんが、
今回は、読みたい本がありすぎる状態をどのように解消していくのか、僕なりの方法をお伝えしようと思います。
選べないと読めない。
次に読む本が、一冊か二冊程度であれば、特に問題なく読み進められるのですが、5冊以上たまってしまうと、思考停止状態に陥る。
どれを読めばいいか分からない。
選べずに読書そのものができない。
つらい。
という悲惨なサイクルにはまってしまうのだ。
それを防ぐために、まずは現状把握する。
今回は、年末年始に本を買いまくったおかげでいつもに増して本がたまっているのだ。
STEP1 とりあえず並べてみる。
これが現時点での僕の積読たちだ。
自分で言うのもおかしいですが、選書のセンスは良い方だと思う。
本屋さんにいって何度も目が合うものを選んでいるので、実際は選んでいるのではなく、選ばされているだけなのかも知れませんが…
・まず読む本たちを並べる
・ブックカバーを外す
現状をしっかりとこの目で把握することが大切。
カバーをかけたまま放置していると、多分忘れ去って読まなくなってしまう。
カバーはお店ごとにそれぞれ個性があって好きなので、買う時はカバーをかけてもらいます。
一度外して読むときにはカバーをかけます。
STEP2 とりあえず初めの1ページを読む。
とにかく初めの1ページを読むことで、全ての本の読書の進捗率が0%ではなくなります。
とりあえず全部の本にかかれている文字に触れた。(1ページだけど)
そのなかから今の自分に読めそうなものから読んでいく。
小説同士の併読は難しいですが、小説と歌集の併読はできる、などいろいろな読書スタイルを試してみるといいかも知れません。
おまけ 積読本の紹介
・ケルアック『オン・ザ・ロード』
村上春樹の小説に出てきたから買った本。半分くらい読んだ。
・町田康『告白』
POPEYEで小川哲が紹介していたので購入。最初の1ページしか読んでいない。分厚いのでちょっとパワーが要りそう。
・ヴィトゲンシュタイン『論理哲学論考』
同じくPOPEYEで小川が紹介していた本。「語り得ぬものについては〜」くらいの知識しかない。これも1ページしか読んでいないが、意味不明だった。
・吉田篤弘『月とコーヒー』
おやすみまえの読書用に購入。半分くらい読んだ。とても良い。
・オースター『最後の物たちの国で』
ムーンパレスを読んでオースターに興味が湧いたので古本屋で購入。
これはまだ1ページしか読んでいない。
・岡本真帆 丸山るい『奇遇』
東京旅行中に買った本。空気感が良い。歌集です。
・森岡毅『苦しかった時の話をしようか』
話題の人の本なので買ってみた。2割くらい読んだ。森岡さんは、学部は違うが大学の大先輩のようだ。親近感が湧いた。
・友田とん『ナンセンスな問い』
著者のファンである。ただ、この作品は初めの数ページしか読めていない。早く読もう。
・ガブリエル・セヴィン『トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー』
最近買った本。何度も目があっていたのでようやく購入。ゲームが色々出てくる?らしいので楽しみだ。ちなみにまだ初めの2ページしか読めていないが、次はこの本を読もうと思っている。
・花田菜々子『モヤ対談』
花田さんの書店で購入した本。好きな著者との対談は読んだ。残りはそのうち読もうと思う。
・寺井奈緒美『生活フォーエバー』
2割くらい読んだ。短歌が題になっていてエッセイが続く作品。
寺井奈緒美さんの歌集『アーのようなカー』も好きな作品で持っているのだが、本のタイトルつけるのうますぎでしょ。
・くどうれいん 東直子『水歌通信』
短歌とエッセイの本。パラパラ読んでいるが、とても心地よい。
・『おやすみ短歌』
3人の著者が短歌を選び解説している作品。月とコーヒーを読み終えたら、次はこちらを寝る前の読書のおともにしようと思っている。
・三宅香帆『推しの素晴らしさを〜』
三宅さんの文章が好き。文字なんだけど、好きなことを語るときについつい早口になってたたみかけてくるような感じがすごく伝わってきて、良い。
・文藝春号
定期購読している文芸誌。今回は特集がぶっとんでいて最高。プロテイン文学ってなんやねん。好き。
さいごに
本は、読んでよし、眺めてよし、積んでよし。
今年もたくさんの本との出会いがありますように。
にほんブログ村
コメント