部屋はミニマル。それでも心の中はグチャグチャに散らかってしまう。
天候にその日の気分が左右される自分が苦しい。
それでも、この身体とうまく付き合っていくしかない。
今回は、繊細ミニマリストの僕が、気持ちを落ち着けるために実践していることを9つ紹介します。
何か一つでも参考になるものがあれば嬉しいです。
辛い時に、せめて自分は、自分の味方でいてあげたい。
ゆっくりと珈琲を入れる。
珈琲でなくても良い。お茶でも白湯でもいい。とにかくゆっくりと。
僕は珈琲を入れるのが好きなので今回は珈琲で紹介します。
まず、湯を沸かす。
その間に豆を轢く。ガリガリという音が心地よい。そして良い香りがしてくる。
湯が沸いたら少しさます。
ドリッパーにフィルターをセットし、お湯をかけてしめらせる。
使ったお湯をカップに入れてあたためておく。
轢いた豆をセットし、湯を注ぐ。まずはしっかりと粉全体を湿らせて1分ほど蒸らす。
その後は、何度かに分けて湯を注ぐ。規定の湯量になるまでゆっくり、ゆっくりと。
香りを楽しむ。
カップに珈琲を入れ、「いただきます」と小さくつぶやく。
おいしい。
お店の珈琲も良いが、自分で淹れる珈琲は格別だ。
もう一度、口に含む。
はあ、と気持ちの良い溜息をつく。
この瞬間が一番こころが落ち着くのです。
紅茶やその他のの飲み物でも良い。いつもより少し時間をかけて楽しんでほしい。
紙上で自分との対話をする。
ただ、愚痴を書いても、スッキリするかもしれないが、後で見たら嫌な思いをするので、その紙は捨ててしまった方が良い。
そうではなくて、自分とゆっくりと会話をしてみる。
今、〇〇がつらいんだよね。
ーどうして?
機嫌が悪い人の威圧感というか、オーラみたいなのをものすごく感じ取ってしまって、心が落ち着かなくなるんだ。
ーそうなんだ、その時はどうするの?
うん、仕事に手がつかなくなるから、一度机を立ってストレッチをしたり、トイレに行って一度気分を落ち着けるよ。
ーどうして、そのひとは機嫌が悪いんだろうね?
もしかしたら、その人も疲れていて、手頃なストレス発散として、部下をどなる選択をしたのかもしれないな。
ーそうかもしれないね。君は怒ることはしないの?
怒っても、後悔するんだ。なんであんなこと言っちゃったのかって。
だから優しく伝えるようにしているよ。
ー君は優しいんだね。
そうじゃないんだ。ただ疲れるだけなんだ。考えすぎちゃって。
でもこうやって紙の上で話をしてみると、すこし気持ちが落ち着いてくるね。
こんな感じでノートに書いて残しておく。
しばらく経ってから眺めていると、同じ悩みに直面している今の自分を発見することがある。
ああ、また悩んでるね。と少し笑顔が溢れる。
過去の自分が愛おしく思える。
こうやって書いていくと、心がほんの少し軽くなるような気がします。
肯定ノートを作る。
これは若林正恭さんが『ナナメの夕暮れ』で述べていたものだ。
イライラすると、他者の悪いところばかりが見えてしまう。
そして、他者の悪いところを見つけるのは恐ろしく簡単なのだ。
なんでも反論するのが、できる人と思っているやつ、
ダメ出しするのが、その人のためになると思っているやつ、
しかもそれを言えちゃう俺、かっこいいと思っているやつ、
ぜんぜん違うからな!(しまった愚痴が出てしまった)
社会に所属するということは、他者と関わるということである。
当然苦手な人とも付き合っていかねばならない。
でも、よくよく観察してみると、苦手だと思っている人にも良いところがあったりする。
机の上いつも綺麗だな。
言い方きついけど間違ってはいないんだよな。
体育会系で暑苦しいけど確かに面倒見はいいんだよな。
と、苦手な相手の良いところを探してみると、その人の見え方も変化し、関わり方も変わってくる。
相手の良いところを探して、ノートに書いておく。
肯定ノート。つけてみませんか。
もっと詳しく知りたい人は、ぜひ若林さんのエッセイを読んでほしい。
そういえばマンガ『スキップとローファー』でも同じような場面があった。
友達のミカちゃんは、自身を不当に扱った人物を「心の許さじノート」に刻み込む一方で、主人公のミツミちゃんはバシッと注意してくれた親切な先輩の名前を覚えるのであった。
そんな経験をして、ミカちゃんは自己嫌悪に陥る。
ミカちゃんは、色々考えすぎてしまって自信が持てない女の子。
僕はそんな彼女に共感をしてしまう。
ミカちゃんよ、心の許さじノートを捨てて、肯定ノート始めよう。
スキップとローファー、アニメも漫画も最高に面白いです。
現在単行本は9巻まで発売中。まだ追いかけられますよ!(アニメは、単行本4巻まで)
詩を読む、そしてぼそぼそ音読する。
心が疲れ切った時、小説を読む元気がないことがある。
ましてや自己啓発やビジネス書は眩しすぎて「バルス」をくらったムスカのようになってしまう。
一編の詩は、イサム・ノグチの間接照明のように、ほんのりと明るく照らしてくれる。
長田弘『世界はうつくしいと』のなかから適当に一つ選び、読む。
そして次は、声に出してみる。
すると、ざわざわしていた心が落ち着いてくる。
僕は毎週薬を処方されている。
結構な量の薬を飲んでいる。
こんなに飲むのとびっくりされるかもしれない。
一編の詩も一緒に処方してくれないかな、と思うのです。
薬が減るといいなと思いながらも、こうして一編の詩に助けられているのです。
深呼吸をする。
最近深呼吸しましたか?
ぼーっとして呼吸を整える。
意外とできていないですよね。
目を瞑って、3分でいい。ゆっくり鼻から息を吸って、ふうーっと口から吐く。
3分でも心地よいです。
10分すると体がなんとなく軽くなったような気がします。
自然の音に耳を傾ける。
これは住環境によりますが、静かなところにお住まいの人は、是非夜に外の音に耳を澄ましてみてください。
風の音、虫の音、誰かの声、生活音、
当たり前ですが、隣でも向かいでも、たくさんの人が生活をしている。
明日に不安を抱えながら夜を過ごしているのだろうか、それともワクワクしているのだろうか、
そんなことに想いを馳せながら、ぼーっと過ごす。
心が安らぎます。
この曲を聴くとお休みの合図 パブロフの犬的条件反射
プールの後にオルゴールの音を聞くと自然と眠りについた幼稚園の頃。
自分の中で、この曲を聴くと落ち着く、
寝る前に聴く音楽をひとつ用意しておくと良いかもしれません。
ゆったりとした速度で、穏やかな曲がいいですね。
ベートヴェン『ピアノソナタ8番第2楽章』
シューマン『子供の情景 トロイメライ』
ラヴェル『亡き王女のためのパヴァーヌ』
など、いかがでしょうか。どれも超有名曲なので、サブスクに必ずあります。
暗示をかけるみたいですが、この曲を聴いたら寝る、という習慣をつけておくと、自然と眠りがやってきます。
香りを楽しむ。
良い香りというものは、心を落ち着けてくれます。
寝室を良い香りに包んで、ぐっすりと眠りたいです。
僕は、
お香を焚く
無印のおやすみブレンドをふとんにシュッとする。
イソップのルームスプレーをシュッ。
のだいたい3パターンでその日の気分によって決めます。
思い切って打ち明ける。
これは少し難しい。悩みを素直に言える人は、心が健康な人が多い。
うまく言葉にできずにもやもやとした気持ちが溜まってしまい、飽和状態になって、どうしようもなくなる。
僕は、SNSを活用することにした。
Xのフォロワーさんは温かい人が多いので、心の拠り所の一つとなっている。
いつもありがとうございます。
また、このブログも僕の悩みを吐き出すための一つのプラットホームだ。
ブログを書く、ということは、当たり前だが、言葉にするということだ。
この言葉にするという過程がとても大切なのだと強く思う。
言葉にならないどろどろとした混沌が頭を支配すると動けなくなる。
頭の中も整理整頓する必要がある。
もし、皆さんも何か悩み事があればぜひ言葉にしてみませんか。
聞いてほしいという方は、僕のブログのコメントに書いてくれても良いですし、エックスにリプライしていただいても構いません。
僕もたくさん助けられてきましたので、困った時はお互い様です。
最後に
僕からは、こんなことしか提案できないですが、誰かお役に立てればとても嬉しいです。
ちなみに今回9選は、9(nine) と夜(night)をかけています。
…完全なる後付けです。なんなら8(eight)のほうがかかってるやん、と思った次第ですが、9つ紹介したかったので仕方ないですね。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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