「繊細な人たちはどう生きるか」うつと向き合う

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カフェに行くと、ついつい、となりの人の話を聞いてしまう、もりたです。

目次

「繊細な人たちはどう生きるか」にこめた想い。

もし、自身の体験をお話しすることで、誰かのお役に立てたら…そんな心境で綴っています。

とはいうものの、ある意味では自己療養のようなささやかな試みでもあります。

繊細さ、うつ、というものは、本当に一人一人違うものなので、あくまでもこれは僕自身の経験譚だということをご理解いただければ幸いです。

こころの風邪発症

「こころの風邪」という表現は、ミニマリストのクラシさんが、ポッドキャスト内でそのように表現されていて(クラシFMおすすめです)、

ああなんだか柔らかい言葉だな、と感じ、勝手に(ごめんなさい)拝借させていただいてます。

私は、人見知り、プレッシャーに弱い、音や匂いや光に敏感だったりと、「繊細な」気質であることは自覚しており、パワープレーな職場で働くことに不安を抱えておりました。

実際、就職のための筆記試験の前日は、一睡もできず、目バッキバキの状態で会場に向かいました。

なのでどんな試験内容だったのか全く覚えておらず、正直どうやって帰ったのかもよくわかっていません。

当然落ちたと思い、次の面接の練習もやめ、諦めモードだったのですが、通過、そして採用…人見知りあるあるかもしれませんが、意外と面接では結構喋れるんです。

だってその場限りでいいのだから。話がそれました。

学生時代の頃から大学で定期的にカウンセリングを受けたりと色々対策をしていたのですが、メンタル弱すぎな自分が本当に嫌で、仕方がありませんでした。

それでもなんとかやってこられたのは、勉強がそこそこできたことと、もりた君の話や説明は面白いし、わかりやすい、という周囲の評判があったからです。(これは読書のおかげかなあ)さて本題。

まあ、そんなこんなで働いていたのですが、7時出勤22時退勤なんかが続くと、だんだんと、疲れが取れない。

寝ても寝ても眠い、眠いはずなのに眠れない、

夢の中でも仕事してる…休みの日には何もしたくない、でも仕事は残っている。

そんな生活が続いていきました。

世界が灰色に染まっていく、そんな感じでした。好きな本も読まなくなりました。

今思えば、もう少しゆとりを持って仕事をすればよかったのですが、みんな頑張ってるし、なんなら他の人の方がもっと頑張ってる、

そんな風にしか考えられなくなりました。

僕の矮小なこころのダムはもう決壊寸前でした。そしてとうとう、仕事に行けなくなりました。

心療内科に行き、うつと診断されて、休職することになりました。

さてどうするか

まずはしっかりと休まないといけない、たっぷり睡眠をとって適度な運動をして、と主治医の先生のいうことをしっかりと聞いて日々を過ごしていきました。

うまくいかないことも多く、一日中ベットでうずくまることもありました。

仕事を休むとプレッシャーから解放されて、その面ではこころの調子は良くなっていったのですが、ふとした瞬間に僕は、孤独で何もできない、生きている意味のない人間なんだ、という絶望的な感情におちいります。

なんとかこの孤独感から解放されたい、職場の人以外の人と、僕のことを全く知らない人と、会話をしたい、そんな気持ちになっていきました。

これはもしかしたら良い兆候なのではと、とりあえずプラスに考えて、何をしようかなと思い始めたのがTwitterでした。(青汁のCMみたいになっちゃったな)

「一人暮らしミニマリストとして情報を発信してこう!」という体でスタートしました。

もちろんシンプルライフは、ありのままをお伝えしていますが、本当の本当の目的は、誰かと繋がりたい、好きなコーヒーを飲んで、読んだ本の感想を書くのなら引きこもっていてもできるじゃん、どうせ家に何にもないし、というものでした。今更ですが告白します…

もちろんTwitterでも「こころ風邪」のことはつぶやいたこともあるので、知ってくれている人もいらっしゃると思うのですが、今、こうやって綴ってみて「ようやく言えた」というような気持ちになっています。少し照れくさい。

そんな生活が半年続き、少しずつ外に遊びに行ったり、理解ある友人にあったり、映画館にいったりすることができるようになりました。

でも休んでいるのに遊んでいいのかな、という罪悪感は最後まで拭いきれませんでした。(これが僕の悪いところなんですよね)

「考えるな、そして感じる必要もない」と当時の自分に言いたいです。(結構いいコピーができました)

復職、そして生活は続く…

無理せず、とにかく無理をせずなんとかやっています。

薬なしでは眠れない現状は2年以上経った今も変わりませんし、毎週クリニックに通って、自分の心をなんとか守っています。

でも、少しだけ前向きになれたこと、新しい何かに挑戦しようと思えたこと、そして今こんなふうに当時の心境を俯瞰して綴ることができるようになったことで、ほんの少しだけど自分のことを好きになれました。

そして、なによりSNSでたくさんの人と繋がれたことを本当に嬉しく思っています。会ってみたい人、たくさんいます。会いたいです。

このブログも自分の心を守るための新しい避難場所として、うまく付き合っていきたいなと思っています。

長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。このブログを通じてまた新たな出会い、つながりが増えたらとっても嬉しいです。

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この記事を書いた人

読書×ミニマルライフで自分らしい暮らしを模索しています。
おいしい珈琲を淹れて、大好きな読書をしてのんびり過ごしています。
ミニマリストとしての生活や読書で学んだことなどを発信していくブログです。

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