文学フリマ東京38に出店しました。そして販売したZINEの通販を始めました。(本文一部公開)

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文学フリマ初挑戦。

5月19日(日)に開催された、文学フリマ東京38@流通センターにはじめて販売者として参加しました。

僕は、『ゆらゆらを抱える』という題のエッセイと小説集を販売しました。

対面で販売するって、とても楽しかったです。

来場者数は1万人を超えていたようです。すごい人でした。

僕のことを知っていて、買っていただいた方だけでなく、

その場で見本を読んで、吟味して、買います!

と言ってくださった方もいて、本当にうれしかったです。

会場がオープンしてはじめの15分くらいは全くお客さんが来ませんでした。

というのも、文学フリマ東京は、有名作家の方、出版社、著名人、インフルエンサーなど、かなりの大物の方々も出店されていました。

おさらくまずはじめに銘々、自分の好きな作家の方の作品を買いに行ったのでしょう。

ディズニーランドに行くのと同じです。

そりゃまずは美女と野獣のアトラクション、いきますよね。

ま、それはひとそれぞれか。

その間は、両隣のブースの方々とお話ししていました。優しい方々で本当に良かった。

あとは、会場設営ボランティアで同士にも出会えました。

野凪 爽(やなぎさわ)君。

純文学を書いておられて、早速拝読しましたが、純文学の作家の文章の密度ってすごいなと感激しました。短編小説には1文たりとも無駄な文章はない(といったのは誰だったか、そもそもだれもいっていないのか忘れてしまいましたが)といった物語でした。高円寺が舞台なのもいいな。

高円寺には、そぞろ書房と蟹ブックスというお気に入りの書店もあります。

ああ、話が逸れてしまいました。

そこからは、あっという間でした。一通りお目当ての作家の作品を買った方々がやってきて、購入してくれました。

結果は…嬉しいことに完売いたしました。(45冊持っていきました。)

もう少し持って行っても良かったかもしれませんが、文学フリマ東京は売れないってネットに書いてあったからさ。

初参加にして無名の割にはよくやった方だと後日、個人書店を経営されている店主さんに教えてもらいました。いやあうれしい。ビギナーズラック、かもしれませんので、次が大事ですね。

前作よりしょぼいものは出せない。

もちろん売れたことも嬉しかったのですが、やはり対面で、本が好きな方々とお話しできたのがとても良かったです。

Twitterのフォロワーさんにお会いできたのもとても嬉しかったです。

次は、大阪の文学フリマ(9月)に出る予定です。

何を書こうかはまだ決めていません。

通販始めました。

売れたことに味をしめた僕は、調子に乗って通販を始めました。

多くの人に読んでほしい。また会場に来られなかった人にも届けたい‥

いまのところ、ありがたいことにちょびちょび売れています。

ただ、通販を始めてみて重大なことに気づいてしまいました。

会場では試し読みができるけど、通販で何も知らずに買うのは結構勇気がいるのではないだろうか。

それでも買ってくれた方は本当にありがとうございます。

コンビニの一番くじをひくような感覚にさせてしまったかもしれません。

ゆらゆらを抱える

本作は、25のエッセイと4つの小説で構成された、文庫サイズの作品です。(字数は4万字)

一つ一つの話は短いので、ちょびちょびと読んでいただければうれしいです。

僕なりのユーモアを表現したつもりです。

購入はこちらから。↓↓↓

https://moritabooks.base.shop

(申し訳ございませんが、送料かかってしまいます。この価格でも手数料と印刷代を引くと手元に残る金額は、コンビニの水が買えるかどうかくらいです。なかなか現実は厳しいですね。ま、つくるのが楽しかったからOKなのですが)

試し読み(表題作)

本書の「はじめに」を全文公開します。

「はじめに」って一番力が入ります。買うか迷っている人はまずそこを読むので。

お時間あればぜひ読んでいってください。

続きの25のエッセーと小説も気になる、という方、ぜひご検討、応援のほどよろしくお願いします。

はじめに(実際の書籍は縦書きです)

ぼくは、二〇二三年十一月に開催された、文学フリマ東京に初めて参加した。

熱狂の渦に飲み込まれた。

そして帰る頃には、おそらくぼくの中で何かが変わっていたと思う。本が好きな人しかいない空間。

「本が好き」って改めて素敵だなと思った。

そして、それを文章で表現することのできる人たちの凄さに圧倒されたのだ。

ぼくは、ただの本が好きな人、本を読む人である。目の前にいるのは、本を書いている人。自分の頭の中にある、まだ言葉になっていないモノたちを繋ぎ合わせて文章にすることができる人たち。百四十文字で本の感想を書くのでさえ苦戦しているぼくにとって、一冊の本を作るということがどれだけ大変なことなのか、想像すらできない。

なぜ、その本を作ったのか、なぜそれを書こうと思ったのか、たまらなく知りたいと思った。

なので、ほんの少しでも気になったものがあれば、手に取り、買って帰ることにした。さながらバイヤーになったような気分であった。普段仲良くさせていただいている方の本は買うと決めていたが、あとは直感。本の見た目や内容、というよりは、販売している人の顔をみて、いったいこの人はどんなことを考えているのだろうか、知りたい!という気持ちを優先した。目があった人のブースに立ち寄り、いろいろ話を聞いて、面白そうと思った本を買った。

直感で目があった人の本を買いましたよと、SNSで仲良くしている作家さんに話したら、

「ポケモンバトルみたいだね」

と返答された。さすが作家だと思った。とっさにそうやって言葉が出てくるのがすごいなと思った。それを聞いてふと、考える。

ポケモンバトル。

目があったトレーナーにバトルをけしかけられて勝負をする。ポケモンのゲームで最初に出会ったトレーナーに、「目があったらポケモンバトルだぜ!」みたいなことを言われて、ゲームが進行していったと思うのだが、

「そういえば目、合ってなくない?」

たしかに、あなたの前を通ったことは認める。でも目なんて合わせていない。勝手に目をつけられて、なんの断りもなしに勝負を挑んでくる。そういう絡み方してくる人、嫌いだなあ、嫌だなあと、いまさらながら思った。

そのことに運営側は二十五年かかってようやく気づいたのか、最新作スカーレットバイオレット(二〇二四年五月時点)ではこのシステムが廃止されている。そのくせ一回負けたらもう戦ってくれないし、(再戦できる人もいたのかな)エリートトレーナー(エリートトレーナーとは?)たちは一生チャンピオンロードの洞窟にこもって修行?している。洞窟にこもっているトレーナーたちは、ポケモンマスターを夢見ているはずなのに一向にそこから出てこない。

ぼくは思った。

洞窟は、可能性のメタファーである、と。

その洞窟にいる限り、ポケモンマスターになれるかもしれないという可能性の中で生きていくことができる。果たして、可能性の中で生きることに本当に意味があるのだろうか。そろそろ洞窟から出ていかねばならないのではないか。

はじめは、強烈な光に目がくらみ、痛みを感じるだろう。きっと涙がボロボロと流れるだろう。でも、それになんとか耐えると、次第に目が慣れてくる。少しずつ世界が見えるようになってくるだろう。

ぼくは、決めたのだ。次は、本を売る側で参加する。

と、このような決意から約半年後、ぼくは文学フリマに出店することになった。有言実行、というよりは、言ったもん勝ち、のような感じで、何も準備もしないまま、えいっ!と参加申し込みをしてしまった。ワクワクする気持ちも、もちろんあったのだが、少し時間が経過し冷静さを取り戻すと、ものすごい不安が襲いかかる。さて、どうしようか。当然売るものはまだ何もない。アイデアもない。

「なんか、じわる。」

まるで天啓のように、おぼろげながらこの言葉が浮かんできたのだ、あの人みたいに。よし、これでやってみよう。上手くいくかは分からないが、本書を通じて、「なんか、じわる」を感じてもらえたらうれしい。そしてぼくの日常で起きることに対してくすくすと笑ってほしい、そして時に同情してほしい、そんな思いである。

本書は、ごく普通の会社員が、何もない殺風景なワンルームで綴った生活エッセイである。日常生活で起きることに対して、一体これは何だろうか?と自分なりに問いを立てて、自分なりに解決しようと日々奮闘する、いわば当たり前の営みを描いている。珈琲を淹れ、本を読み、散歩をして、仕事をする。たまに旅行もする。幸い、そんな普通の生活の中にもたくさんの問いが僕を待っていてくれる。そして、ふとした瞬間に、例えば、それが過去の記憶に結びついた時なんかに文章が制御できなくなってよからぬ方へと飛躍していく。そうなると、僕の空想は止まらなくなってしまうのである。僕は机上で冒険を始める。空想することは、ある意味では自分を励まし、鼓舞するものである。

 独身男性のワンルームで繰り広げられる空想に一体誰が興味を持つのだろうか。もっとキラキラした華やかな生活を読ませろ!と言われても、そんなものは無いのだから仕方がない。

 それでも良ければ、しばしの間お付き合い願いたい。僕はここに全てを曝け出し、あなたを楽しませたいという一心で、綴っていく。

 本書は大部分をエッセイが占めているが、小説を一編書いたので掲載することにした。また、最後の三つの掌編は、都内で珈琲を販売されている八七一珈琲さんとのコラボ商品「珈琲×小説」で生まれたものである。こちらはどうかほのぼのとした温かい気持ちで読んでいただけると幸いである。

購入はこちらです。

https://moritabooks.base.shop

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この記事を書いた人

読書×ミニマルライフで自分らしい暮らしを模索しています。
おいしい珈琲を淹れて、大好きな読書をしてのんびり過ごしています。
ミニマリストとしての生活や読書で学んだことなどを発信していくブログです。

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